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■ 美味しく作るポイント

ポイント1. 温度を守って、こまめにチェック。  甘糀は酵素の働きで甘くなります。指定の温度帯より 低くくても高くても甘くなりにくく、高すぎれば茶色く なってしまったり、最悪の場合、酵素が壊れて甘くなり ません。 炊飯器は機種によって保温の温度がまちまちですので、 温度計を使ってこまめに温度チェックをしましょう。

ポイント2. 残りご飯もいいけど、もち米!  甘糀を作る際に使うご飯は残りご飯でも、もちろん炊 きたてのご飯でもかまいませんが、もしお手元にもち米 がある場合はもち米を使ってみてください。 もち米のデンプンはうるち米のデンプンよりも甘くなる 性質がありますので、ぜひお試しください。

ポイント3. 最後にひと手間加えると!  10時間の保温後、65℃で30分程度練るとより甘く美味しくなります。

おいしい甘糀の作り方

■ 材料 ・米糀(生)200g ・ご飯200g ・ぬるま湯(60℃くらい)200cc

■ 用意するもの ・ボウル ・温度計 ・清潔な布巾 ・炊飯器(炊飯器でなくても50-60℃で保温できるものであれば何でも良い)

■ 作り方

1.  米糀200gにご飯200gを混ぜる。

2.  ぬるま湯(60℃くらい)200ccを入れ良くかき混ぜる。

3. 炊飯器に移して、炊飯器の保温機能を入れて保温します。

4. 清潔な布巾を蓋代わりに掛けて炊飯器の蓋は閉めずに開けたまま   50-60℃で10時間保温すると出来上がり。

5.保存は小分けして冷凍庫で保存すると数ヶ月持ちます。  

*保存期間はご家庭の環境で変わります。

お砂糖の代わりに甘糀

甘糀の甘さの秘密は脳の栄養となるブドウ糖です。

ブドウ糖は、赤血球や腎臓の髄質を働きを促進させるために使われています。そのなかでも、脳の活動を正常に維持することがブドウ糖のもっとも重要な働きと考えられています。

脳の機能が低下してしまうと、体の各器官へ正しい信号を送ることができなくなり、健康を害する症状を生んでしまいがちです。疲れた時に甘いものがほしくなったり、炭水化物を極端に減らすダイエットをする時に頭がボーっとしてしまったりするのは、ブドウ糖を必要としている身近な例でしょう。

脳の栄養となりえるのはブドウ糖だけですが、脳は自分でその大事な栄養を蓄えておくことができません。必要に応じて血液から、運ばれるていく仕組みが私たちの体には備わっています。

常に、脳へ一定量のブドウ糖を供給するために、血糖値は一定に保たれています。食事をとおして体内に取り入れられ、使い切れず余ったブドウ糖は、グリコーゲンとして肝臓や骨格筋に蓄えられます。

そして、血液中の糖が少なくなると肝臓から補充し、多すぎる場合にはまた肝臓へ蓄えるというシステムによって、血液中の量を一定に保っているのです。

脳は私たちの体を動かす司令塔ですから、いつも活発に動いてくれるように、エネルギーとなるブドウ糖が豊富な甘糀を生活に取り入れて過ごしてみてはいかがでしょうか。

米糀をみると、ふわふわした白い菌糸が

蒸し米の表面を花のように覆っているのがわかります。

この様子を表現したのが、『糀』という象形文字なのです。

糀と麹の違い

「こうじ」を表す漢字は2種類あります。
こうじは、米、麦、大豆などの穀類でつくりますが、
それらのこうじ全般を表す漢字として、現在では主に『麹』という字が使われています。
これは中国から伝わった漢字です。

もうひとつの『糀』という字は、
明治時代にできた国字(和製漢字)で、米糀のみを表します。

米糀は、蒸し米に麹菌をつけて発酵させたものです。

塩麹
塩麹鍋
塩麹
こうじきん
麹菌
米糀
紅麹
豆腐よう
豆腐よう
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