パセリの冷凍保存方法と栄養、簡単レシピ5選!【写真付きで解決!】
- Japan.De.Aru.
- 2019年4月8日
- 読了時間: 6分

あの縮れた葉が特徴的な「パセリ」は、冷凍して保存することができることを知っていますか?
しかも、その方法はとても簡単で、ほとんど手間いらず、5分もかからずに終わってしまうのです。
「パセリって一袋に何束も入ってるから、せっかく買っても結局使い切れない」
このような悩みも、冷凍保存方法を知ってしまえば一気に解決、スーパーの野菜売り場で大量にパセリを買ってくることができるようになります。
ぜひ今回ご紹介する方法を活用して、快適なパセリライフを送ってください。
パセリの栄養
パセリというと、”料理の付け合わせ”くらいの印象しかないかもしれません。
食卓で見かけるとしても、から揚げの脇にちょこんっと添えてあったり、スープの上にパラパラパラッとかけてあったりする程度で、口にする機会が少ないのも事実です。
ですが、実はパセリは、豊富な栄養素を含んでいます。
一度に口にする量が微量のため気付きにくいのですが、例えば「ビタミンC」などは、レモンのそれを上回る量を持っているのです。
というわけで、まずはパセリの持つ栄養価とその効能についてお話しします。
パセリの栄養価とカロリー
パセリの持つ栄養価のうち、豊富に含まれるものは以下です(すべて100g中)。
β-カロテン 7400μg
ビタミンB1 0.12㎎
ビタミンB2 0.24㎎
ビタミンC 120㎎
カルシウム 290㎎
カリウム 1000㎎
鉄 7.5mg
葉酸 220μg
(カロリー 44kcal)
これらの栄養素は、他の食材と比較した時に、頭一つ抜き出る値を示しています。例えば、β-カロテンであれば、にんじんが100g中9000μg前後なのですが、パセリはそれに近い量を持っています。先ほども話題に挙げたビタミンCも、レモンが100g中100㎎程度なのに対し、パセリは100g中に120㎎を含んでいます。また、上記に挙げた栄養素以外にも、パセリには「ピネン」や「アピオール」といった成分が含まれており、これらの成分は、パセリ特有の風味や香りを作り出しています。このように、あまり口に運ぶことのないパセリですが、栄養価の面で見ると、非常に優れた食材なのです。パセリの効能豊富な栄養素を持っているということは、イコール様々な効能を持つという事でもあります。こちらでは、パセリの持つ様々な効能の内から、いくつかをピックアップしてご紹介していきます。アンチエイジング肥満予防ストレス軽減作用まずは、アンチエイジングについて。パセリの持つβ-カロテンには「抗酸化作用」があるといわれています。人間の体内で、活性酸素が細胞を損傷させると、そこから老化が進行していくのですが、β-カロテンの持つ「抗酸化作用」により、活性酸素の働きを抑制することができます。「活性酸素の働きを抑制→細胞の損傷を予防→アンチエイジング」となるわけです。また、ビタミンCには、身体の組織を修復する能力があるといわれており、肌のシミやしわ、キズなどの回復を早めてくれる「美肌効果」も期待できます。 続いて、肥満予防について。これには、パセリに含まれるビタミンB1とB2が関わってきます。ビタミンB1・B2には、三大栄養素(糖質、タンパク質、脂質)をエネルギーに変換する能力があるといわれています。B1は糖質をエネルギーに変換するのが得意で、B2は脂質を変換するのが得意だと言われています。これらB1・B2を不足なく摂取しておくことで、栄養→エネルギーの変換をスムーズに行う事が出来、脂肪として体内に溜まっていくのを防ぐことができるのです。脂肪がたまりにくくなるので、肥満にもなりにくくなり、生活習慣病などの予防にもつながります。 最後に、ストレス軽減作用について。これには、パセリに含まれるカルシウムや鉄が関わってきます。カルシウム不足がストレスを招く、というのは有名な話ですが、パセリはカルシウムを豊富に含んでいるため、ストレス軽減に効果を発揮します。また、同様に豊富に含んでいる鉄は、貧血(特に生理中の女性)を改善してくれるので、血の巡りを良くする点からも、ストレスを軽減してくれます。
パセリを冷凍するメリット
長期間の保存が可能になる
パセリを冷凍する1番のメリットは、やはり保存期間がグンと伸びることです。
通常、冷蔵庫でパセリを保存すると、1週間も経たずにしなびてきてしまいます。
ですが、ほんの5分の手間をかけて冷凍してあげることで、半月以上も保存することができるのです(それも、ある程度鮮度を保ったまま)。
袋にごっそりと詰め込まれていて、なかなか使い切るのが難しいパセリですが、冷凍することで、期間に余裕をもって使い切ることができるのです。
粉々にするのが簡単になる
パセリを使用するとき、多くの人はパセリを粉々にしてから使います。
ある人は包丁でみじん切りにし、ある人はフードプロセッサーなどを使います。
パセリを冷凍することももう一つのメリットは、こうした”粉々にする手間”を大きく省けるところにあります。
ある手順を踏んでからパセリを冷凍すれば、手でもんだだけでパリパリパリ…と砕くことができてしまいます。
もちろん、砕いたパセリはそのまま調理に使用可能で、「必要な時に、欲しいだけ」取り出すことができます。
保存期間が延びるだけでなく、実際の調理の手間を省くことができる、なにより、パセリを気軽に使えるようになるのが、冷凍保存のメリットです。
パセリの冷凍保存方法
パセリの冷凍方法はいたって簡単、シンプルです。
上手な保存のコツは、冷凍前に良く水気をふき取ってあげる事。
こうすることで、食材の品質を長期間にわたって保つことができるのです。
生のまま冷凍する
1)パセリを水で洗い、良く水気をふき取ります。
2)パセリの葉の部分だけをもぎ取ります。

3)ラップで細長く包み、フリーザーバッグに入れて冷凍します。

4)冷凍できたら、パセリを包んだラップごとつぶして、中のパセリを粉々にしてフリーザーバッグに戻します。

パセリの解凍方法と保存期間
続いて、冷凍したパセリの保存期間や解凍方法を見てきます。
パセリの解凍方法
冷凍したパセリは、凍ったまま調理に使用することができます。
みじん切りにして冷凍していれば、そのまま調理に使う事が出来ます。
生のまま冷凍した場合でも、凍った状態で手もみしてあげれば、細かく砕くことができるため、スープやパスタなどに気軽に使えるようになります。
パセリの保存期間
冷凍したパセリの保存期間は、およそ3週間です。
ただし、解凍→冷凍を繰り返すことは品質に良くないので、使う分だけを素早く取り出すよう心掛けてください。
冷凍保存でありがちなのが、「これいつ冷凍したんだっけ?」という、冷凍始めの時期が分からなくなってしまう問題です。
これを防ぐのにオススメなのが、フリーザーバッグに冷凍した日付を書いてしまう事。
こうしてしまえば、袋を取り出すたびに日付を確認することができますので、上記のような問題を回避することができます。
Comments